~東洋医学における「気」とは~ 草加市で鍼灸施術ならあさひ鍼灸院へ

query_builder 2025/01/08
~経絡と経穴~ 草加市で鍼灸施術ならあさひ鍼灸院へ

~「気」とはなにか?~

「気」については昔からさまざまな解釈があり、一つの考え方で定義するのは困難です。

東洋医学において「気」は人体に存在する一つの物質として捉えており、その役割は「人の身体のあらゆるものを作り出し、生命活動を維持する根源」と考えられています。


人体における「気」の作用は5つあります。

推動作用:押し動かす作用。成長、臓腑や組織の活動、血や津液を運行する。

温煦作用:人の身体を温める作用。体温を維持する。

防御作用:外邪の侵入を防ぎ、侵入された際は外邪を外に追い出す。

固摂作用:血液が血管から出ないよう調節したり、汗や尿、精液の排出をコントロールする。

気化作用:気・血・津液・精を作り出す作用。また汗や尿を排泄する作用も持つ。

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~人体における4つの「気」~

人の身体にある「気」は、存在する場所や働きによって「元気」「宗気」「営気」「衛気」の4つに分類されます。


「元気」

もっとも重要で基本的な気。原気や真気とも呼ばれており、おもに”腎中の精(先天の精)”が変化したもの。生後減少した分は”水穀の精微(後天の精)”によって補充される。全身のいたるところに存在しており、それぞれの組織を機能させる、生命活動の基本となるもの


「宗気」

胸中にある気。水穀の精微と清気が結合したもの。心臓を規則正しく拍動させたり、しっかりと呼吸をできるようにする。血の循環をコントロールしており、他にも見る、聞く、話す、動くといった身体の機能にも強く関係します。


「営気」

水穀の精微からできる、栄養分が多い気。血と一緒に循環して全身に栄養を補給します。営気と血をまとめて”営血”とも呼ばれます。脈管から外に出ることはほとんどないとされています。


「衛気」

おもに水穀の精微からできる。皮膚から身体の奥までくまなく分布しており、体表面を保護して外邪の侵入を防いでいます。汗腺を開閉して体温調節したり、臓腑を温める働きもあります。

~「気」が不足すると病気になる~

「病は気から」と言われるように気が不足したり、上手く動かないと身体に不調が出てくると東洋医学では考えられています。


=元気の不足=

元気が不足すると活動力が低下し、疲労しやすくなったり、病気にかかりやすくなります。


=宗気の不足=

「気めぐれば血もめぐる」と言われており、「宗気」が身体をめぐらないと血も全身にめぐらなくなり栄養が補給されなくなります。


=営気の不足=

全身に十分な栄養が行きわたらなくなります。


=衛気の不足=

外邪の侵入を防げなくなり病気にかかりやすくなります。また、外に追い出す力も減少するため病気が治るまでに時間がかかってしまいます。


【気の変調】

体がだるい ・咳き込む ・お腹が張るなど


気虚:気が足りなくなった状態。倦怠感や自汗が出現します。

気陥:気が不足し、臓器などを持ち上げる力が働かない状態。下痢や胃下垂を起こします。

気滞:気の動きが悪く、滞っている状態。げっぷや膨満感が出現します。

気逆:気が下に降りずに、上に突き上がった状態。咳やイライラ感があります。

~「気」からくる不調に対する施術~

このように「気」が不足したり、上手く働かないと、人の身体にさまざまな悪影響を及ぼします。特に慢性的な痛みや不調だったり、だるさや違和感といった不定愁訴に悩んでいる方は、東洋医学的に見ると「気」に何かしらの原因があることが多いです。

鍼灸施術では適切な経穴に鍼や灸で刺激を加えることにより、「気」の不足や滞りを改善することで症状の緩和が期待できます。また、未病の方も施術を受けることで予防になることが期待できます。


あさひ鍼灸院では問診・カウンセリングを丁寧に行い、一人ひとりの状態に適切に合わせたオーダーメイドの施術プランを提案させていただきます。

慢性的な痛みや不調にお悩みの方、痛みを繰り返してしまう方はぜひ一度、草加市にある、あさひ鍼灸院へご相談ください。

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あさひ鍼灸院

住所:埼玉県草加市金明町192-10

電話番号:048-919-3268

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